【アートな子育て術3】『勉強は世界の扉をあけてくれる』東大卒映像ディレクター 高松 明子流子育て術

こんにちは。現代アーティストのLimoです。

【アートな子育て術】
第3弾は映像ディレクター 高松 明子さんに子育てのインタビューをしました。

高松さんは学生時代に勉強の面白さを知り、中高一貫教育の進学校の後、東京大学に現役合格されています。

現在は映像ディレクターの活動をしながら、保育園に通う4歳の娘さんを育てています。

 

高松さんが監督された作品:私立恵比寿中学MV「スーパーヒーロー」

 

ビジネスにおいても、アート思考が大切だと言われている昨今。

先が読めない時代、今までのレールにのった教育ではなく、そのこどもに適した教育をどんな風に見つけて、実践していくのか?

『アーティストの子育てが参考になる』

とのご意見いただき、

さまざまなアート関係者やクリエイターの子育てをインタビューして、このブログにまとめています。

娘さんについて

映像ディレクター 高松 明子さんは保育園に通う4歳の娘さんを育てています。

 

Limo
娘さんはどんなお子さんですか?

よく周りを観察する子で、チャレンジャーで努力屋さんです。

発達が遅れている方で、2歳から2歳半でやっと歩けるようになりました。
動けない時期が長かったので、周りをよく見ています。
三半規管が小さいためにバランスを取れず、
「え、なんで?」
というタイミングで倒れたり転んだりします。
歩く練習の時期も、何度も倒れて相当痛い思いもしていたと思いますが、何度もチャレンジして、不屈の精神を感じます。
今はフラフラしますが走れるようになり、動きが自由になったと同時に言葉も出てきて、少しずつ自分のペースで成長しています。

子育てで気をつけていること

大人の都合を押し付けないように気を付けています

これをやるのは結構大変です。

今年の2月ごろまで言葉で通じなかったので、保育園に行く時も、娘の気が向くまで、時間がかかりました。

こどもに対抗するのが、めんどくさくなってしまう私のキャラもあります。

最近は言葉が通じるようになったので、

『言葉で教えて』

って伝えると、今までのような泣き喚きが少なくなってきました。

手間のかかる同居人だと思って育てている

手間のかかる同居人だと思っているので、基本的に子供のやりたいことは、オッケーしている方です。

みようによっては甘やかしている親に見えているかもしれません。

『手間のかかる同居人子育て』については、高松さんのyoutubeやnoteで詳しく知ることができます。

こちら

どんな大人になって欲しいか?

自分を大切にする人。そして人を大切にする人

幸せな人になって欲しくて、

そのためには自分も人も大切にできることが重要なんですよ。

どっちが欠けても上手く行かないと思うので、

まずはそれができるようになって欲しいです。

自分の才能を育てて、活かせる人になって欲しいです。

子供にいろいろなことを体験させて、その様子を観察して、興味の芽を見つけて、伸ばしたい。
それが、才能を活かすことにつながると考えています。
娘のこれからの発達がどうなるのか?今の時点では誰も分かりません。普通に育つかもしれないし、支援学級に通うことになるかもしれない。
ですが、どっちにしても、
自分の才能を育てて、活かせる人になって欲しいです。
辻井伸行さんも、金澤翔子さんも、カッコいいなと思います。夢中になれるものを持っている人は強いです。

学校選び

小学校は近くの公立小学校の予定です。

小学校3年生くらいに収入格差(注1)の話を娘に伝えて、それから留学するのもありかと考えています。

 

本人が強く希望しない限り、中学受験もさせないかもしれません。

でも、勉強が好きになるようにトライはします。

勉強は楽しいものですし、世界の扉をあけてくれるものだと思っています。

世界を俯瞰してみることって、大事。

その方が人間が強いと思う。

 

自分は東京大学にしか行っていないので、世界のことを語れる立場ではないんですが、

アメリカや中国の大学に行って、友達と学んだりすると、知らない世界に触れて、得るも

のが大きいと思います。

 

勉強は習慣にしてしまえば、大変なことではないですし、

勉強をするように一旦は導くと思います。

 

『学校に行かなくてもいいから、勉強はすれば』って伝えます。

 

学校に行く時間はひょっとしたら無駄かもしれない。

とも思いますが、

勉強すること自体は絶対に無駄にはならないので、

勉強はする子になるように育てたい

と思っています。

 

最後は本人次第ですけどね。

中学生くらいになって、本人が

『自分の人生に勉強はいらない。なぜならば〜〜』

に納得できれば、本人に決めさせますね。

 

注1)収入格差についての参考記事

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習い事

今まで、習い事はしていませんでしたが、娘は発達が遅いので、療育センターやろう学校、地域の療育施設などには、よく通っていました。

早期教育的なものには、そこで触れています。

もともと、モンテッソーリ教育は障害児やストリートチルドレンに向けた教育だったので、障害児教育と早期教育は関係が近いんですよ。

 

本当は習い事は今年から いろいろ体験してみて、娘が興味を持った習い事をやらせるつもりでした。

ピアノ、スイミング、バレエ、体操など、手当たり次第に体験するつもりだったのですが、

コロナの状況になってしまい、ピアノは体験を断られました。

いまは様子を見ているところです。コロナが落ち着いてきたら、できそうなものから始めるだろうと思います。

 

英語

これからの時代は英語が話せて、海外の文化に触れることはとても大切だと考えています。

本当は小学生になる前に、1年くらい母子留学したいと思っていたんですが、コロナ で、行けなくなりました。

小学生になったら、夏休みに海外のサマースクールは行かせたいと思っています。

小学生3年生以上から海外留学するのも、アリかなって考えています。

ゲームやYouTube

娘はYouTubeで動画を観るのが大好きです。

あまり見せないようにしてきたのですが、コロナ自粛中に私が仕事をする際に見せるようになって、

すっかり大好きになってしまいました。

どうせ見るなら英語のコンテンツを見てもらおうと思って、
娘が寝ている時にYoutube Kidsでこっそり英語アニメを再生しまくったら、
英語コンテンツがそれなりの確率で出てくるようになりました。

 

Limo
もし、娘さんがYouTuberになりたいって言ったら、どうしますか?

『発信すれば』ってやらせると思います。

収益化するのは並大抵のことではないので、良い経験になります。

女の子は若いというだけでコンテンツとして消費されてしまい、

年齢を重ねた時に困ることが多いので、

『若さ』に頼らない、自分の強みをどのように身につけるのか?考えるようにアドバイスすると思います。

 

Limo
では、娘さんがゲームに没頭したら、どーしますか?

 

ゲームをして楽しむだけではなく、自分でもゲームを作ってみる経験を勧めます。

ゲームを作るって、プログラミングの知識が身につくし、裏側のことを分かる。

そこから何か仕事につながっていくと思います。

 

お金の教育

子供へのお金の教育は大切だと思っています。

お金と人間関係のバランスを知っておくこと、自分と他人を大切にするバランスも大切。どれが欠けても道を間違えちゃうと感じています。

また、興味をあることを追求することは、幸せなことなので、そのあたりは教えてあげたいと考えています。

子育てとディレクター活動の両立

高松さんのパートナーさんはとてもお忙しく、ほとんどワンオペ状態。

いろいろと民間の保育施設を利用して、工夫されたそうです。

詳しくはこちらの記事より

note(ノート)

ユニットレシピ主宰の高松明子です。 3歳までに利用したシッターや病児保育のサービスをまとめました。 メインで通っていた保…

まとめ

【アートな子育て術3】
映像ディレクター 高松 明子さんの子育て

『勉強は楽しいもの、世界の扉を開けてくれるもの』

大人になれば、勉強や学びって大切でその楽しさも分かる人は多いです。

しかし、高松さんの場合は、それを人生の早い段階で、知ったことによって、現役、東大合格されたんだと、心底、感じました。

ご自身が高学歴でありますが、娘さんには、偏差値の高い学校を希望するのではなく、学ぶ喜びを伝えたいとの気持ちが印象的なインタビューでした。

自分と他人を大切にする。

そして、お金と人間関係のバランス感を持つ。

どれか一つ欠けても、幸せになれない。

娘さんが興味を追求できる人間になって欲しい。

ついつい子供の目先の学力や進学に関して、気になってしまいますが、さすが、俯瞰して物事は客観視されている高松さんの子育ての意見は、とても参考になりました。

高松さんは、noteとYouTubeで『稼げる子供を育てるラジオ』を発信されています。

その中でも、Limoが特に好きな記事は

『女の子だからこそ早めにお金を稼ぎたい』 です。

幼い頃からいろんな手段でお金を稼ぐことを知り、選択肢が広がれば、安易に自分を安売りする若い女の子が減ると、心から思いました。

映像ディレクター 高松 明子さんについて

高松 明子 映像ディレクター

2019年に創作ユニットレシピを立ちあげ。広告の企画・演出を生業としながら脚本・映像・舞台などの創作活動を行なっている。CMの演出作にフジパン、ヤマサなど多数。舞台の作演出作に「ハロウィンの戯言(2019@錦糸町シルクロードカフェ )」「あいまいな空間(2015@下北沢シアター711)」などがある。1児の母。

今までの高松さんのお仕事紹介
フジパン ネオバターロール「お友達」篇

私立恵比寿中学MV「スーパーヒーロー」

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