こんにちは。現代アーティストのLimoです。
【アートな子育て術】
第4弾は衣装作家のSatomi,el beso(サトミ エル ベッソ)さんにインタビューさせていただきました。
Satomiさんは勉強の面白さを知り、中学では偏差値70前後と、とても勉強のできる学生さんでした。
しかし、高校は進学校ではなく、地元の高等専門学校(高専)に入学。
その後、NHKに入社しましたが、お洋服作りの面白さに目覚めて、衣装作家さんになりました。
ビジネスにおいても、アート思考が大切だと言われている昨今。
先が読めない時代、今までのレールにのった教育ではなく、そのこどもに適した学びをどんな風に見つけて、実践していくのか?
『アーティストの子育てが参考になる』
とのご意見いただき、
いろいろなアート関係者やクリエイターの方にインタビューをして、この子育て術ブログにまとめています。
今回はSatomiさんの作品をご紹介しながら、子育て術をお伝えします。
息子さんたちについて
衣装作家のSatomi,el beso(サトミ エル ベッソ)さんは中学1年生と小学2年生の息子さん2人の母親です。
兄は口数が少なくて、信用がおける男です。
良い男になりそう。
弟は声が大きくて、優しい。人に好かれる子供だと感じています。
兄弟で全くタイプが違います。
子育てで気をつけていること
兄弟で差別をしない
兄だから、弟だから、そういうことは言わないようにしています。。
朝ごはんを作ること
やっぱり健康が大切です。
こどもって思わないようにしてる
親やこどもと分けずに、対等を心がけています。
どんな大人になって欲しいか?
人が驚くような結果を出せる人間になって欲しい。
例えば、塾に行かなくても、偏差値の高い学校に入る
とか、
真面目そうな見た目なのに、ドラムを弾かせると、めちゃくちゃ上手い
とか、
要するに、ギャップを大切にして欲しいです。
楽しみを見つけられる大人
学校選び
兄
兄は堀越学園の幼稚園に入れました。
大きなホールで演劇ができたり、給食があるってことが大きな決め手でした。
小学校は公立です。
宿題は全然しないタイプの子でしたが、勉強はできる方でした。
中学受験は全く必要ないって思っていたんですが、
兄は6年生の12月に国立中学校に行きたいと希望したので、受験だけさせました。
結果は受かりませんでした。笑
しかし、公立中学校で、ドラムに出会えて、それに集中していているので、結果良かったと感じています。
弟
弟も堀越学園の幼稚園に入れたかったのですが、閉園してしまったので、
近所の保育園に入れました。
小学校は公立です。
宿題は自分からしているっぽいです。
『宿題しなさい』は一切、言ったことないです。
『宿題はやっているもの』って信じきることにしていました。
だって、宿題を毎日したかどうか?確認するのって、自分のストレスになるじゃないですか。
(でも、兄は全然してなかった笑 兄には『裏切られた!』ってやつですね。)
習い事
兄
兄は一人目だったので、習い事はいろいろしました。
ピアノ
水泳
卓球
ダンス
ロボット教室
弟
1年生になってから、
兄弟で、こんなに違いがあるんですね。
おすすめ習い事:ダンスとボクシング
人ができないことって、特技になって、子供たちの自信に繋がりました。
何か1つでも自信があると、幸せな人生を送れると思うんですよね。
英語
個人的にお願いしている英語の先生に自宅に来て、レッスンしてもらっています。
たった週1回ですが、それでも英語をやっていると違うと感じています。
読書
兄は読み聞かせが嫌いな子供だったので、ほとんどしてません。
しかし、今、中学生ですが、読書が大好きになって、自分で読んでいるみたいです。
弟は読み聞かせが好きだったので、絵本を読んであげていました。
ゲームやYouTube
ゲームはDS、任天堂Switchどっちもあります。
幼い頃は時間で制限していましたが、
小学3年生くらいからは、ゲームもYouTubeも自由にやらせています。
制限したら、大人になって制限がなくなった時に、どはまりしたら困るじゃないですか。
今のうちにセルフコントロールができるように、慣れさせてます。
大人だって、一日何時間って制限されたら、嫌じゃないですか。
制限しなくても、ゲームばかりをやってませんよ。
こどもが自分の好きなことをちゃんと見つけていれば、ゲームばかりしないことが分かりました。
子育てと作家活動の両立
幼い頃は、こどもと一緒に21時に寝て、夜中2時に起きて、3〜4時間くらい、毎日、作業していました。
保育園に入ったり、そして、今になると、もはや子育てから手離れしている感があります。
まだ弟は小学2年生なので、学校から帰宅した時に、自宅にいてあげたいって思ってはいるんですが、できていませんね。
基本的には夜は自宅にいることにしています。
パートナーがフリーランスなので、時間に融通がきいたり、近所に住んでいる祖父母、中学生の兄に協力してもらっています。
誰かに子守を頼むとなると、それに見合うだけの稼ぎをしなくては、と葛藤します。
番外:Satomiさんが勉強をできた理由と今までの人生
勉強が楽しかったのが、一番だと思います。
中学2年生から勝手に自分にノルマをかして、毎日朝5時から勉強を始めて、学校から帰ってきても、勉強していました。
毎日、学校以外に、合計5時間くらい勉強していました。
中学生の時に、国語で偏差値72をとったこともありました。
勉強は好きでしたが、偏差値の高い高校には興味がありませんでした。
通っていた中学校から、まだ女子が一人も高専に行ったことがなかったので、
意外性に魅力を感じたのと、
校則もなく自由な校風だったので、
それに惹かれて、高専への進学を決めました。
就職も通っていた高専からNHKに就職した人が誰もいなかった、という理由でNHKに決めました。
3年間勤めましたが、洋服作りの楽しさに出会って、辞めたくなりました。
代官山でマンツーマンで教えてくれる先生に出会って、服作りを習いました。
本当は1年のコースでしたが、月謝を倍払うからと、頼んんで6ヶ月に短縮してもらいました。
NHKを辞めて、人生の次のステップに早く挑戦したい!服作りを覚えたいって、思いがありました。
その後は衣装制作会社に飛び込みで、入社。
独立して、今に至ります。
今はCMや舞台などの衣装を作ったり、オーダーメイドで個人様のお洋服を作っています。
9月に予約制のオーダー会をするので、ご興味ある方、是非、お越しください。
密にならない『秘密のオーダー会』
秋服と冬服へ
2020年9月6日〜13日(日)
12時〜20時くらいまで
全て予約制の
お一人様、またはペア限定です。
https://www.instagram.com/satomielbeso/
Satomiさん:『人を美しく変化せせることに、興味があります。なので、誰が着るか分からない服を作るのは、嫌なんです。』
まとめ
いつもご自身が作られているお洋服を素敵に着こなしているSatomiさん。
中学時代には、偏差値70、恵まれた環境のNHKに入社。
今でもNHKの同僚のほとんど誰も辞めていない中、Satomiさんは衣装作家として、新しい人生を選びました。
Satomiさん:『ずっと同じはキツイですよ。環境が変わると出会う人も変わってそれが面白いです。』
Satomiさんのように、人生を楽しんでいる母親に育てられている息子たち。
自分の好きなことを見つけて、たくましく成長されると感じました。
Limoも次のステップに行きたい気持ちが強くって、転職や活動を繰り返していたので、強く共感したインタビューになりました。
Satomi,el besoについて
Satomi,el beso 衣装作家。 CM,stage,アイドルなど。 服飾学校に通わず師匠に学ぶ。 9月に秘密のオーダー会を開催。