【アートな子育て術4】『ゲームもYouTubeも子どもの自由』衣装作家 Satomi,el beso流子育て術

こんにちは。現代アーティストのLimoです。

【アートな子育て術】
第4弾は衣装作家のSatomi,el beso(サトミ エル ベッソ)さんにインタビューさせていただきました。

Satomiさんは勉強の面白さを知り、中学では偏差値70前後と、とても勉強のできる学生さんでした。

しかし、高校は進学校ではなく、地元の高等専門学校(高専)に入学。

その後、NHKに入社しましたが、お洋服作りの面白さに目覚めて、衣装作家さんになりました。

Satomi,el beso衣装作品

 

ビジネスにおいても、アート思考が大切だと言われている昨今。

先が読めない時代、今までのレールにのった教育ではなく、そのこどもに適した学びをどんな風に見つけて、実践していくのか?

『アーティストの子育てが参考になる』

とのご意見いただき、

いろいろなアート関係者やクリエイターの方にインタビューをして、この子育て術ブログにまとめています。

今回はSatomiさんの作品をご紹介しながら、子育て術をお伝えします。

息子さんたちについて

衣装作家のSatomi,el beso(サトミ エル ベッソ)さんは中学1年生と小学2年生の息子さん2人の母親です。

 

Limo
息子さんたちはどんなお子さんですか?

 

兄は口数が少なくて、信用がおける男です。

良い男になりそう。

弟は声が大きくて、優しい。人に好かれる子供だと感じています。

兄弟で全くタイプが違います。

子育てで気をつけていること

兄弟で差別をしない

兄だから、弟だから、そういうことは言わないようにしています。。

朝ごはんを作ること

やっぱり健康が大切です。

こどもって思わないようにしてる

親やこどもと分けずに、対等を心がけています。

どんな大人になって欲しいか?

人が驚くような結果を出せる人間になって欲しい。

例えば、塾に行かなくても、偏差値の高い学校に入る

とか、

真面目そうな見た目なのに、ドラムを弾かせると、めちゃくちゃ上手い

とか、

要するに、ギャップを大切にして欲しいです。

楽しみを見つけられる大人

優しさの中で楽しみを見つけられる大人になって欲しいです。

学校選び

Satomi,el beso衣装作品

兄は堀越学園の幼稚園に入れました。

大きなホールで演劇ができたり、給食があるってことが大きな決め手でした。

小学校は公立です。

宿題は全然しないタイプの子でしたが、勉強はできる方でした。

中学受験は全く必要ないって思っていたんですが、

兄は6年生の12月に国立中学校に行きたいと希望したので、受験だけさせました。

結果は受かりませんでした。笑

 

しかし、公立中学校で、ドラムに出会えて、それに集中していているので、結果良かったと感じています。

 

弟も堀越学園の幼稚園に入れたかったのですが、閉園してしまったので、

近所の保育園に入れました。

小学校は公立です。

宿題は自分からしているっぽいです。

 

『宿題しなさい』は一切、言ったことないです。

『宿題はやっているもの』って信じきることにしていました。

だって、宿題を毎日したかどうか?確認するのって、自分のストレスになるじゃないですか。

(でも、兄は全然してなかった笑 兄には『裏切られた!』ってやつですね。)

習い事

兄は一人目だったので、習い事はいろいろしました。

カワイの音楽教室でリトミック
ピアノ
水泳
卓球
ダンス
ロボット教室

1年生になってから、

ボクシングだけです。

兄弟で、こんなに違いがあるんですね。

 

おすすめ習い事:ダンスとボクシング

人ができないことって、特技になって、子供たちの自信に繋がりました。

何か1つでも自信があると、幸せな人生を送れると思うんですよね。

 

英語

個人的にお願いしている英語の先生に自宅に来て、レッスンしてもらっています。

たった週1回ですが、それでも英語をやっていると違うと感じています。

読書

Satomi,el beso衣装作品

兄は読み聞かせが嫌いな子供だったので、ほとんどしてません。

しかし、今、中学生ですが、読書が大好きになって、自分で読んでいるみたいです。

弟は読み聞かせが好きだったので、絵本を読んであげていました。

ゲームやYouTube

ゲームはDS、任天堂Switchどっちもあります。

幼い頃は時間で制限していましたが、

小学3年生くらいからは、ゲームもYouTubeも自由にやらせています。

 

制限したら、大人になって制限がなくなった時に、どはまりしたら困るじゃないですか。

今のうちにセルフコントロールができるように、慣れさせてます。

大人だって、一日何時間って制限されたら、嫌じゃないですか。

 

制限しなくても、ゲームばかりをやってませんよ。

こどもが自分の好きなことをちゃんと見つけていれば、ゲームばかりしないことが分かりました。

子育てと作家活動の両立

Satomi,el beso衣装作品

幼い頃は、こどもと一緒に21時に寝て、夜中2時に起きて、3〜4時間くらい、毎日、作業していました。

保育園に入ったり、そして、今になると、もはや子育てから手離れしている感があります。

まだ弟は小学2年生なので、学校から帰宅した時に、自宅にいてあげたいって思ってはいるんですが、できていませんね。

基本的には夜は自宅にいることにしています。

 

パートナーがフリーランスなので、時間に融通がきいたり、近所に住んでいる祖父母、中学生の兄に協力してもらっています。

誰かに子守を頼むとなると、それに見合うだけの稼ぎをしなくては、と葛藤します。

 

番外:Satomiさんが勉強をできた理由と今までの人生

Limo
中学時代、偏差値70って、勉強のコツとかありますか?

 

勉強が楽しかったのが、一番だと思います。

中学2年生から勝手に自分にノルマをかして、毎日朝5時から勉強を始めて、学校から帰ってきても、勉強していました。

毎日、学校以外に、合計5時間くらい勉強していました。

中学生の時に、国語で偏差値72をとったこともありました。

勉強は好きでしたが、偏差値の高い高校には興味がありませんでした。

 

通っていた中学校から、まだ女子が一人も高専に行ったことがなかったので、

意外性に魅力を感じたのと、

校則もなく自由な校風だったので、

それに惹かれて、高専への進学を決めました。

 

就職も通っていた高専からNHKに就職した人が誰もいなかった、という理由でNHKに決めました。

3年間勤めましたが、洋服作りの楽しさに出会って、辞めたくなりました。

 

代官山でマンツーマンで教えてくれる先生に出会って、服作りを習いました。

本当は1年のコースでしたが、月謝を倍払うからと、頼んんで6ヶ月に短縮してもらいました。

NHKを辞めて、人生の次のステップに早く挑戦したい!服作りを覚えたいって、思いがありました。

その後は衣装制作会社に飛び込みで、入社。

独立して、今に至ります。

今はCMや舞台などの衣装を作ったり、オーダーメイドで個人様のお洋服を作っています。

9月に予約制のオーダー会をするので、ご興味ある方、是非、お越しください。

 

密にならない『秘密のオーダー会』
秋服と冬服へ
2020年9月6日〜13日(日)
12時〜20時くらいまで
全て予約制の
お一人様、またはペア限定です。

インスタグラムよりお問い合わせください。

https://www.instagram.com/satomielbeso/

 

 

Satomiさん:『人を美しく変化せせることに、興味があります。なので、誰が着るか分からない服を作るのは、嫌なんです。』

Satomi,el beso衣装作品

 

まとめ

いつもご自身が作られているお洋服を素敵に着こなしているSatomiさん。

中学時代には、偏差値70、恵まれた環境のNHKに入社。

今でもNHKの同僚のほとんど誰も辞めていない中、Satomiさんは衣装作家として、新しい人生を選びました。

Satomiさん:『ずっと同じはキツイですよ。環境が変わると出会う人も変わってそれが面白いです。』

Satomiさんのように、人生を楽しんでいる母親に育てられている息子たち。

自分の好きなことを見つけて、たくましく成長されると感じました。

Limoも次のステップに行きたい気持ちが強くって、転職や活動を繰り返していたので、強く共感したインタビューになりました。

 

Satomi,el besoについて

Satomi,el beso 衣装作家。 CM,stage,アイドルなど。 服飾学校に通わず師匠に学ぶ。 9月に秘密のオーダー会を開催。

Satomi,el beso衣装作品
Satomi,el beso衣装作品
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