【アートな子育て術5】『これからは英語+α』画家 Miyako Suda. 流子育て術

こんにちは。現代アーティストのLimoです。

【アートな子育て術】
第5弾は画家のMiyako Suda.さんにインタビューさせていただきました。

Miyakoさんは小学生の時にケニアに住んでいて、中学、高校は日本の学校。

大学はアメリカで6年間イラストレーションを学びました。

2017年第二子がまだ生後3ヶ月の時に、画家として本格的な作家活動を始めました。

Miyako Suda.作品

ビジネスにおいても、アート思考が大切だと言われている昨今。

先が読めない時代、今までのレールにのった教育ではなく、そのこどもに適した学びをどんな風に見つけて、実践していくのか?

『アーティストの子育てが参考になる』

とのご意見いただき、

いろいろなアート関係者やクリエイターの方にインタビューをして、この子育て術ブログにまとめています。

今回はMiyako Suda. さんの作品をご紹介しながら、子育て術をお伝えします。

お子さんたちについて

画家のMiyako Suda.さんは小学4年生の娘さんと3歳の息子さん2人の母親です。

 

Limo
どんなお子さんですか?

 

娘は繊細だけど、グイグイいくタイプ。
ストイックで一度決めたことを達成する力があります。

病気や人の死に対して、すごく繊細ですが、友達作りは積極的に自分から行動できるタイプ。

息子はまだ3歳なので、未知なところがあります。

自分を通すところがあります。要領がいいですね。

 

子育てで気をつけていること

親が完璧な存在だと、とりつくろわない

母親も完璧ではなく、知らないことがあります。

知らなかったら、その場で調べる姿を見せるようにしています。

知らないことは恥ずかしくない。そして、

親:完璧な存在>こども:不完全な存在

ではなく、

子供も一人の人間として、対等に付き合っていきたいと思っています。

どんな大人になって欲しいか?

自分にとって価値のあるモノを判断できる大人になって欲しい

他人のバイヤスに惑わされることなく、自分にとって大切で価値あるものを、自分で分かるようになって欲しいです。
これは職業だけではなく、友人関係や、友達、学校、全てにおいてです。

ちゃんとした政治家を選べる大人

自分の考えで、ちゃんと政治家を選べる人間になって欲しいです。
特にこの国を戦争に導かない政治家を見極める賢さ。
最低限、その賢さを身につけて欲しい。

学校選び

二人とも幼稚園に通いました。

娘は公立の小学校に通っています。

 

娘には都立の中高一貫校の受験をさせようと思っています。

理由は

合格すれば、人生の選択肢が増える。

不合格でも、若いうちに軽めの挫折を味わうことができる。


目標に勉強するのも良い経験。


自分を測るバイアスになる。

などがあるので、娘にとって、良い経験になると思っています。

まだ塾には行ってませんが、今は通信制のZ会を受講しています。

娘はきちんと勉強をするタイプなので、この方法は今のところ合っていると感じています。

英語教育

Limo
6年間アメリカに住んでいMiyakoさん。
こどもの英語はどうしていますか?

中学からは他の言語を学べる選択肢を作りたい。

『英語を自分の言葉にして欲しい』

なので、小学生のうちに英語はある程度身につけて、中学からは英語以外の語学を身につける時間を確保したいと思っています。

語学は自分のチャンスを広げるためにやった方がいいと思います。

家庭での英語環境

生活の中で、自分で子供たちに英語を教えています。

アルファベットからではなく、フォニックスを最初に教えました。

娘が生まれた時から、

簡単な単語や会話を英語で伝える

日本語NGで英語だけの時間を作る

絵本を読み聞かせ


娘に英語の絵本を音読させる

いろいろ生活に英語を取り入れて、家庭で英語教育をしています。

娘が3年生の時に英検4級に合格しました。

 

実はこどもに聞かせたくない内容の会話は夫婦で英語で話していたんですが、

最近は娘もそれを真似して、弟に知られたくない内容を英語で伝えるようになりました。

我が家では英語が隠語ですね。

ただ、最近、3歳の弟も英語を理解しはじめたので、その方法も使えなくなってきています。

英語イヤイヤ期の乗り越え方

娘は4歳・息子は2歳の時に、英語イヤイヤ期がありました。

その場合は

英語ができたら、何ができるかを伝える

インターバルをおく

母親が英語の本の音読や勉強をする

など工夫をして乗り切りました。

 

もともと自分の英語力の持続のために、英語の音読は習慣にしていたので、

自分が英語の音読をしていると、自然と子供も英語を再開し始めました。

幼い子供は母親の真似をしたがるので、子供に英語をさせたいのであれば、

母親の自分が日頃、英語を学ぶ姿勢を見せるのが、効果的だと感じます。

英語が苦手なら、基本から子供と一緒に勉強していくというのもいいと思います。

習い事の英語

幼稚園の課外授業
インターナショナルスクールのアフタースクール
公文
英会話スクール

などでいろんな方法で英語をやっていましたが、

どれも結局は効果が薄い感じがして、これだ!っていう教室が見つかっていない状態な感じです。

習い事の英語は、家庭英語環境の+αくらいに考えています。

読書

Miyako Suda.作品

娘は読書が大好きになりました

自分も本が大好きで、よく読書しているので、それが影響したのかもしれません。

 

こどもたちに勧めたい本を本屋に行って買っています。

が、興味を全く示してくれない本もあったりします。

ですが、時間が経った後に、突然、読んだりするので、長い目でみています。

 

娘が図書館で選ぶ絵本や本に関しては、一切口を出さないことにしています。

『もうちょっと難しい本にしたら?

それは小さい子向けの本だよ?』

は絶対に言わないようにしてます。

子供のプライドを傷つけるし、理解できない、楽しめないのに、親のために身の丈に合わない本を選ぶようになると思うので、

自分にあった本は自分で見つけるモノだと思っています。

対象年齢が少し高い本は読み聞かせすると、娘は自然と興味を持ち、本人の能力があったタイミングで自分から読むようになりました。

ゲームやYouTube

娘は小学校上がるまで、ゲームやYouTubeは一切、観せていませんでした。

DSも任天堂Switchもありません。

小学1年生の時に、自宅にあるWiiのゲームはやらせてみました。

しかし、たまにしか、やりたいって言いません。

きっと娘はYouTubeで何が観れるのか?

とかも知らないし、

そもそも母親のスマホやiPadなども滅多に貸さないので、自力では観れないんです。

でも、自宅で英語のDVDは観せてましたよ。

Limo

YouTubeなしで外出中とか、どうしてたんですか?

YouTubeではなく、子供の写真や動画を観せていました。

あまり騒ぐ子でなかったので、困ったことはほとんどなかったんですよね。

でも、息子には、コロナ がキッカケで、3歳ごろからYouTube観せちゃってます。笑

子育てと作家活動の両立

絵はずっと描いていて、公募などには挑戦していたんですが、なかなか入賞しませんでした。

絵を描いているだけでは、ただそれだけなんですよ。

 

ある時、子育てを口実にして、行動していなかったことに気づいたんです。

例え自分に自由時間が増えたとしても、自分が行動しなければ何も始まらない。

子供を言い訳にしているうちは、他にも言い訳をあれこれつけてしまう。

それでは、一生何もできないと気づいたんですよ。

 

『ふたりめができても走ろう!』

作家活動はやるって決めて、二人目を産みました。

なので、作家として、本格的に自分の活動のプロモーションを始めたのは、息子が生まれてすぐです。

公募だと、自分の作品の

何がダメなのか?
惜しかったのか?
全然なのか?

などフィードバックが全くないので、

今度は作家が在廊する展示型のアートコンペに何度かエントリーしました。

その際、ギャラリーから直接声をかけてもらえて、今は海外を中心に展示・販売に繋がっています。

 

活動の時間は

息子が幼稚園に通う前は、みんなが寝てから、朝、起きるまで作業していました。

さすがにキツくなったので、

夜10時頃就寝。朝4時〜7時まで作業するように切り替えました。

でも朝弱いので、キツかった…

 

今は幼稚園があるので、子供送り出してから、8時半〜14時まで作業しています。

 

また制作時間を確保するために、パートナーが協力してくれています。

締め切り前はこども2人を連れ出してくれたり、外出の時に子守をしてくれます。

展示の手伝いのために、休みを取ってくれ、大きな作品の搬入の手助けをしてくれます。

パートナーの協力があるからこそ、作家活動ができていると感謝しています。

まとめ

息子さんが生まれて、すぐにアーティスト活動を本格的に始めたMiyako Suda.さん。

新生児のお世話って、それだけで物凄く大変なので、作家活動と両立するなんて、並大抵のことではありません。

『自分に言い訳しない』

そうやって、自分の人生をしっかり切り開き、お子さんたちにも英語・読書など興味が湧くように環境を整えていて、尊敬するばかりです。

こどもの英語イヤイヤ期の乗り越え方に関しては、もっと早くに知りたかった。

娘の英語イヤイヤ期を乗り越えられなかった母Limoです。

そしてYouTubeではなく、娘の写真や動画を見せれば良かったと、今更、少し後悔しています。

子育て、本当に工夫次第ですよね。

画家 Miyako Suda.について

Miyako Suda.

画家日本生まれアフリカ育ち。高校卒業後渡米しイラストレーションを学ぶ。
2017年よりファインアートに転向し作家活動を始める。

Miyako Suda.作品

 

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