【アートな子育て術6】『通塾2ヶ月で、人気の都立中高一貫校に合格した長男』劇団員・俳優 奥山 静香 流子育て術

こんにちは。現代アーティストのLimoです。

【アートな子育て術】
第6弾は劇団員・俳優の奥山静香さんにインタビューさせていただきました。

奥山さんは俳優・衣装デザイン製作・劇団広報、そしてアイドル活動をしながら、ふたりの息子さんを育てています。

ご長男は受験直前の2ヶ月間、塾に通い、人気の公立中高一貫校に合格・進学されています。

 

ビジネスにおいても、アート思考が大切だと言われている昨今。

先が読めない時代、今までのレールにのった教育ではなく、そのこどもに適した学びをどんな風に見つけて、実践していくのか?

『アーティストの子育てが参考になる』

とのご意見いただき、

いろいろなアート関係者やクリエイターの方にインタビューをして、この子育て術ブログにまとめています。

今回は劇団員・俳優 奥山 静香さんをご紹介しながら、子育て術をお伝えします。

お子さんについて

奥山さんはふたりの息子さんをの母親をしながら、活動を続けています。

Limo
どんなお子さんですか?

長男:高校2年生(16歳)

真面目で、慎重で、石橋を叩いて渡るタイプ。理屈っぽく、自分の世界が強く確立されています。

興味のあることは自分で調べて、深掘りできるので、勉強もできる方です。

間が抜けているところもあって、母親の自分とよく似ていると思います。

似たもの同士なので、私を反面教師にしたいらしく、息子に絡まれる日々です。笑

子供の頃から鉄道が好きで、それに関連したこと(街・歴史など)に興味を持ったことで、知識が大変増えたように思います。

 

次男:小学6年生

優しくて、素直。(いかにも子供っぽい)

明るくて友達が多く、友達と遊ぶことを何より優先したいタイプ。

愛されキャラで、どこへ行っても可愛がられます。

自己肯定感が高い子供です。

驚くほど意識が次に向きがちなので、今やっていたことをすぐ忘れて興味のある方に進んでしまうので、片付けがとても苦手です。

 

兄弟で5歳の歳の差があります。

どんな大人になって欲しいか?

誰かのせいにないで、自分で選べる大人になって欲しいです。

順番で行けば親は先に死んじゃうので、自立できていることが大切です。

自分で考えて、自分で選んで、愉しく生きて欲しいです。

誰かや何かのせいにしないで自分の生き方に愉しく責任の持てるひとになって欲しいです。

学校選び

2ヶ月通塾で公立中高一貫校に合格した長男

幼稚園は2か所通いました。

1か所は東京で選んだ仏教系幼稚園。

見学を何ヵ所かして、かなりスパルタな印象のあった幼稚園ですが、小学校へ進んだときの生活・学習態度のことを考えると、最も長男に良いように思ったので、そちらに決めました。

長男の性格的にも、みんなで落ち着いて、同じことができる環境のほうが合っていると思いました。

もう一か所は、年中さんの夏~年中さんの終わりまで、の半年。

私が次男を産むときに、どうしても長期で里帰りをしなくてはいけない環境になり、仕方なく自分の実家の、私が卒園した園に入れてもらうことができたのですが、そちらが「モンテッソーリ教育」のキリスト系幼稚園で、すごく良い刺激になったと感じています。

モンテッソーリ教育の目的は

『自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる』

ことだそうです。

私自身、このモンテッソーリ教育にかなり影響を受けているのかもしれません。

長男が決めた小学校

小学校は近所の公立2校を長男と一緒に見学して、本人が決めた小学校に通わせました。

長男は私が仕事場に長男をよく連れて行っていたせいか、大人の中で育った感が強く、頭のいいませたタイプで、どこか同年代の子供っぽい子たちを見下しているような感じがありました。

なので、友人たちと距離があるように思い、

『このまま公立中学校に行ったところで、仲の良い友達ができないんじゃないか?』

と心配しました。

長男には、自分が尊敬できるような学力や知力が高い生徒が集まる環境が必要だと感じ、私から受験を提案しました。

公立中高一貫校の受験に長男も賛成しましたが、

『自分の時間を自由に使いたいから、塾には行かない』

との希望がありました。

公立中高一貫校受の験対策

本人の希望により、結局、塾には6年生11月終わり〜1月の終わり(2ヶ月間)しか通いませんでした。

その他に中学受験対策でやったことは、

【5年生の終わり〜】

小論文対策にベネッセの通信制進研ゼミのコースを1年間。

長男と本屋に一緒に行って、本人が選んだドリルを購入。

小学校からの課題だった自主学習ノートに、朝日新聞の『天声人語』もしくは読売新聞の『編集手帳』の文章を要約して、感想をつける。

くらいです。

塾に通っていた2か月間は自習室を使って、毎日4時間程勉強していましたが、母親に勉強している姿をほとんど見せない息子で、

いつ、どこで勉強しているのか?

実はよく知りません。

ですが、歴史や地理が好きなので、興味のあることは、いろいろよく調べています。

 

6年生の10月にあった全国統一小学生テストでは、志望校の都立中高一貫校は、

D判定・・・・・

合格は不可能かと思っていましたが、ギリギリ!繰り上げ合格しました。

ですが、中学校入学すぐのテストでは200人中100番くらいでした。

 

真面目で怒られるのが嫌いなタイプの長男なので、

中学校の宿題、課題、予習をやっていたら、その後、どんどん成績は伸びました。

 

高校2年生の現在、

大学の目標は

一橋大学法学部

東北大学法学部

長男は弁護士や検事などの職業に興味があるそうです。
(多分、理屈っぽいから笑)

『兄にバカにされたくない』公立中高一貫校を目指す弟

次男は保育園

次男の産後、仕事が忙しくなった私は、次男を保育園に入園させました。

近所の保育園なのですが、公園で運動会の練習をしているのを見たことがあり、かなりしっかりと指導してくれる保育園だな、と感じていたので、

『保育園ならあそこに入れたい!』

と思える園に無事入れられて安心していました。

何せ、下手したら寝ている時間を除けば、母といるより長い時間を園で過ごすわけですから、信頼できる園と出会うというのは、すごく有難いことだったと思います。

次男は長男と違う公立小学校を選ぶ

次男はお兄ちゃんと同じ小学校ではなく、保育園のお友達がたくさん行く公立の小学校を選びました。

兄の通っていた小学校は全員苗字の「さん」付けで呼ばなくてはいけなくて、適度な距離感を取る方針の小学校に対して、次男の通う小学校はあだ名もOK。

すごくアットホームな方針の学校で、先生や保護者との関係もずいぶん感じが違うなと感じました。

が、面白いことにそれぞれに合っているので、それぞれ、選んで正解だったと思っています。

なので、同じ公立ですが、兄弟で違う小学校に通うことになりました。

 

『兄にバカにされたくない』

という理由で、次男も公立の中高一貫校を受験する予定です。

次男は長男のように知識が豊富なタイプではないので、さすがに兄と同じ受験スタイルは難しいと思い、5年生3月から塾に通い始めました。

長男よりかは学力は高くありませんが、

自己肯定感が高い次男なので、合格する気でいます。

但し、この夏に受験に対して本人が本気でやろうと思えないようだったら、無理して受験する必要もないと思うので、受験しないかもしれません。

次男の場合はどこでもお友達を作れるタイプなので、兄と同じ学校にこだわる理由がないからです。

習い事

長男は年長から小学2年生までスイミング。

その後、3年生までテニスを1年間。

しかし、自分の自由な時間が欲しいとの理由で、3年生以降は習い事はしていません。

 

次男は2年生から3年生までスイミング、そして今は3年生の夏から始めた野球を続けています。

英語教育

家では特に何もしていないですね。

ですが、高校2年生の長男は英語が聞けて、話せます。

私は受験英語力と留学や生活に必要な英語力は取得方法が違うのではと思っているので、

まずは国語力をしっかりつけるほうが先決かな、と思っています。

そもそも、親が英語を使う生活ができないので、生活に使う英語を使ってあげられないし。

 

長男が合格した公立中高一貫校の中学校では、

中学3年生の時にアメリカホームステイのプログラムもあり、

英語の授業はリスニングとヒアリングが中心。

とにかく聞けて喋れるようにするようです。

もちろん、書くこともしていますが、中学時代は文法の授業はないのが特徴のようです。

 

長男は中学校の授業だけで、英語を聞けて喋れるようになっています

 

せっかく英語ができるようになっているので、海外の進学も勧めましたが、

英語が好きじゃない

ご飯が美味しくない。

日本人の繊細さが良い。

『日本が一番良い』との理由でお断りされました。

読書

絵本の読み聞かせは、小さいときは、夜寝る前にほぼ毎晩していました。

二人とも読み聞かせは好きでしたね。

寝かしつけの習慣としてやっていたのですが、次男はすぐ寝る子だったので、ほとんど聞いていないかもしれません。

ゲームやYouTube

ゲームやYouTubeは、小さいときはほぼ一切、家では触れさせないようにしていました。

私があまりゲームをやらないのもあるかもしれませんが、

自己管理ができない子供にゲームをさせすぎるのは、思考や創意工夫の能力が下がってしまうと感じます。

 

といっても、ほとんどのお友達がゲームを所有し始めると、子供たちも欲しがります。

『我が家ではゲームは自己管理ができてから』と約束しました。

 

長男が5年生の時に、

『ゲーム1日1時間を半年間、守れたら買ってあげる。』

と約束をし、知り合いからDSを借りて、やらせてみました。

しかし、長男は約束が守れなかったので、購入は見送りました。

 

次男は友達の家で毎日のようにゲームをしていました。

次男も自己管理の約束が、なかなか守れませんでした。

しかし、独自で表を作って「忘れ物をしない」、とか「時間を守る」とか、学校のことをとても頑張っていたので、仏心で5年生の時に、クリスマスプレゼントでサンタさんが任天堂Switchをプレゼントしてくれてました。
(私としては多少後悔しています。涙。)

 

長男は中学入ったら、自分で中古のDSを、友達から購入していました。

黙って、しかもお友達から購入したことについて、トラブルになりかねないと話し合いましたが、

「黙って購入したことは悪かった。成績は下げないから。」

と自分で約束して、努力しています。

スマートフォン

スマホは長男は高校1年生から。

次男(小学6年生)は持たせていません。

スマホも自己管理のできない状態では、不必要なアプリなどの誘惑が多すぎると思っています。

対面のコミュニケーションの体験を充分にして欲しいし、スマホがなくて不便だからこそ、スマホの何が必要かを理解してからのほうが、スマホが手に入ってできることを大事にできると思うのです。

訳がわからないうちに親が便利だから、と持たせる必要は私はないと考えます。

子育てと作家活動の両立

できるだけ効率よく、と思いながら、寝ないで仕事とか、結局は体に負担をかけて、時間を作っている感じでしたかね。

ちょっと昔の話過ぎて、記憶が曖昧です。どうやって時間を捻出していたのだろう・・・。笑

保育園は偉大だな、と思ったのは間違いありません。

夫が仕事でいなかったり、育児に参加できなかったりすることがとても多く、ほとんどワンオペだったので、自分以外に同じ目線で子供の成長を感じてくれる方がいるということが、とてもありがたく励みに思いました。

そして、ワンオペになって辛くなってしまうのなら、お金をかけて、プロに頼む(託児や一時保育など)ということもすごく大事だと感じました。

母の精神状態は子供の精神状態に、すごくかかわってくると思います。

クリエイティブなことをしていると、すごく繊細になっているので、切り替えができないと、いろんな意味で精神状態が良くなくなるんだな、と実感しました。

まとめ

レベルの高い受検者の中から、特に際立ってレベルの高い子が合格する傾向にある人気の都立中高一貫校。

その一貫校にほとんど塾なしで、合格された息子さんのお話を奥山さんから伺った時には、とても驚きました。

ですが、

ゲームやYouTubeは一切触れさせない。

いくら友達がゲームやスマホを持っていても、

自己管理ができるまではゲームやスマははなし。

というブレない方針

なかなかできることではありません。

 

小学校を子供本人に選ばせた結果、

兄弟で違う公立小学校に通わせたっていうお話も独特でした。

 

そんな環境が自立心の育った知的な息子さんたちを育てたんだと感じました。

また、

今回のインタビューで、日本の英語教育も改革されてきているんだと知り、正直、驚きました。

中学3年間の英語の授業だけで、英語を聞けて、話すことができるようになる。

今後は人気の都立中高一貫校だけではなく、全ての公立中学校に広がっていったら、とても嬉しいです。

劇団員俳優 奥山 静香について

奥山静香Okuyama, Shizuka

シアターキューブリック2000年旗揚げからオーディションで参加。

威勢のいい迫力ある演技で、
繊細でひ弱なキャラクターが多いキューブリックの男性主人公を翻弄する。

現在二児の母。
人の親ならではの母性を感じる存在感も魅力。

2011年から劇団の女性メンバーで結成された墨田区と商店街を応援するコミュニティアイドル「帰ってきたキューピッドガールズ」のリーダー・オクヤマ化粧品店として活動。

独創のファッションセンスと独学の服飾技術で『パンダ舎』として舞台衣裳デザイン・製作を行う。シアターキューブリック全作品の衣裳デザインを手掛けている。

2020年墨田区商業コーディネーターとしても活動している。

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