【ヘアメイクの道3】作品撮り(テストシュート)の企画方法を教えます。

こんにちは。

ヘアメイクで現代アーティストのLimoです。

 

✔︎作品撮り(テストシュート)したいけど、メンバーはどうやって見つければいいの?

✔︎どんなテストシュートをしたらいいの?

✔︎テストシュートの費用って、いくらかかるの?

こういった疑問に答えます。

 

 

今回は『テストシュートの企画の立て方』を解説いたします。

 

この記事を書いているLimoは、

ハリウッド帰りのヘアメイクで、20年近くヘアメイクとして活動しています。

アメリカ・日本、どちらでもテストシュートを盛んにしていました。

年に10本以上はテストシュートしていた時期もあります。

 

こんなLimoがテストシュートについて、解説してきます。

テストシュートの企画は誰がするの?

テストシュートの企画の始まりには、大まかに3つの方法があります。

①主要メンバー・もしくはみんなで企画を考える。

②誰かが企画したテストシュートに参加する。

③自分ひとりが企画を考えて、賛同してくれる仲間を集める。

ひとつずつ説明していきます。

①主要メンバー・もしくはみんなで企画を考える

まずは細かな企画を立てずに、テストシュートを希望している気の合うメンバーを集めます。

そのメンバーで話し合いながら、どんな企画にしていくのか?決めていく方法です。

 

参加メンバーが少人数であれば、みんなで打ち合わせするのも良いかと思います。

ですが、参加人数が多い場合は、みんなで企画を話し合うと、なかなか方針が決まらない場合があります。

 

Limoの肌感的には、企画者は2人〜3人。
多くても4人がMax。

それ以上のメンバーが必要な場合は、

コアになる企画は少人数で決めて、企画に興味があるメンバーを後から加えた方が、断然スムーズです。

 

②誰かが企画したテストシュートに参加する。

自分に

企画力ディレクション能力・ネットワーク

があれば別ですが、

テストシュート初心者は、まずは誰かが考えたテストシュートの企画に参加するのが、最も簡単です。

 

多いケースとしては、

既に、フォトグラファーとモデルのメンバーが揃っている。

そこに

『ヘアメイクとして参加してくれないか?』

とお声がかかる場合が多いです。

 

この場合、

フォトグラファーかモデルに既にやりたい企画がある時が多いです。

そのイメージにあったヘアメイクを提供する形で、テストシュートに参加します。

 

もしくは、メンバーだけ決まっていて、企画がまだない場合もあります。

そのときは、フォトグラファーとモデルのテイストを加味した上で、

自分が作品としてやってみたいヘアメイクを提案することもできます。

 

しっかりとコミュニケーションをとり、状況を見極めて、自分の立ち位置を把握しましょう。

 

テストシュート のお声がかかる方法はこちらの記事にまとめてあります。

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③自分が企画を考えて、賛同してくれる仲間を集める。

慣れるまでは、誰かが考えたテストシュートの企画に参加するのが、最も簡単ですが、

経験値が増えてきたら、自分からテストシュートの企画をしましょう。

最初は勇気がいりますが、ここまでくると、かなりレベルアップです。

 

一度、テストシュートの企画者になると、

企画者の苦労

どんな人に参加者して欲しいか?

など、

今までと違った視点の経験ができます。

これは、フリーランスの仕事をしていく上でも、とっても有意義な経験になります。

ずばりどんな企画が良いのか?

どんなテストシュートの企画が良いかというと、

すばり、

『これから欲しい仕事のテイスト』

もしくは

『チャレンジしたいこと』

です。

結局は

『どんなヘアメイクになりたいのか?』と言うことですね。

 

これから欲しい仕事のテイスト

フリーランスのヘアメイクとして活動していくためには、

まずはお仕事優先で作品撮りのテイストで進めていくのが、基本中の基本です。

 

✔︎ビューティー志望なら、ビューティーの作品を増やす。

✔︎ファッション志望なら、ファッションの作品を増やす。

✔︎ウェディング志望なら、ウェディングの作品を増やす。

それだけです。

 

広告系だったら、

幅広いタイプのモデルさん(女性、男性、年齢的)でナチュラルなヘアメイクの作品を増やしましょう。

奇抜で独創的な作品ばかりだと、広告の仕事を掴むのは難しくなります。

チャレンジしたいこと

フリーランスのヘアメイクとして活動していくためには、まずはお仕事優先で作品撮りのテイストで進めていのは基本中の基本です。

ですが、

お仕事視点ばかりのテストシュートだと、

どこかで見たことのある作品。

しか生まれなかったりします。

せっかく、クリエイティブな職業を選択しているに、

それだけでは、徐々にアーティストとして消化不良を起こします。

 

そんなときは敢えて、お仕事を無視したテストシュートをして、クリエイティブな作品を創りましょう。

仕事では消化できないクリエイティブな活動は、自分の可能性を広げる意味でも、とても有意義です。

たまにはお仕事に繋がらなさそうな斬新なヘアメイクにチャレンジできるのも、テストシュートの良きところです。

他人の企画にのる

自分で企画を考えると、どうしても、アイディアの幅が決まってきてしまいます。

なので、他人が考えた企画にのってしまうのも手です。

もしかしたら、全然興味のない企画かもしれません。

自分の実力では自信がない分野のヘアメイクを希望されている企画かもしれません。

ですが、駆け出しのうちは、テストシュートのお声がかかったら、参加するを心がけた方が良いです。

 

 

Limoの場合、一番最初のテストシュートはLAでした。

 

アメリカではヘアーとメイクは分業が主流です。

 

とあるメイク専門学校の学生さんに、テストシュートのヘアーを頼まれました。

その当時は、テストシュートにあまり興味がありませんでした。

しかし、ブックがないと仕事につながらないので、引き受けることにしました。

 

この経験があって、現場での動きなども学べましたし、フォトグラファーともお知り合いになれました。

次々に、テストシュートのお誘いがくるようになりました。

 

何事もやってみないと分かりません。

興味がないと思い込んでいる可能性もあります。

やってみたら好きになる場合があります。

それを試せるのも、テストシュートの醍醐味です。

 

いろんなテストシュートの企画に参加してみる。

どんなヘアメイクになりたいのか?

ビジョンがしっかりある方は別ですが、

そうでなければ、どんどんテストシュート と現場の経験を増やしましょう。

例え、テストシュートのモデルが男性だとしてもです。

男性のヘアメイクがやりたくって、ヘアメイクになる人は少ないかもしれません。

しかし、

よく考えてみてください。

この世の中は男性も女性も中間の性の人もいます。

女性だけのヘアメイクに限定すると、それだけ、依頼される仕事の数は減ります。

 

『女性のヘアメイクができれば、男性のヘアメイクもできる』

それは、勘違いです。

 

クライアントの立場で物事を考えてみてください。

日本は紹介文化なので、

関係者の指名で、ヘアメイクが決まる場合は多いです。

しかし、

特に広告関係は今までの作品を確認されることが殆どです。

 

例えば、モデルが男性なのに、メンズのヘアメイクの作品が一枚もなければ、

そのお仕事を発注される確率はかなり減るでしょう。

なぜなら、そのヘアメイクさんが、

『どんなメンズのヘアメイクをするのか?』

事前に把握できなければ、不安です。

私がクライアントだったら、他のヘアメイクを探します。

 

なので、男性がモデルのテストシュートだったとしても、積極的に参加しましょう。

まとめ

今回は、テストシュートの企画の立て方を解説しました。

 

まずはテストシュートの仲間を作ることが大切です。

今からすぐできることは、

自分がテストシュートしたいこと

『公言する』

『SNSで発信する』

です。どっちも無料です。

そして、テストシュートのお誘いは必ず受けることです。

一度仲間ができれば、雪だるま式にテストシュートのお誘いが舞い込んできます。

 

テストシュートは仕事と違ってまた違った楽しさがあります。

ぜひ、どんどん挑戦してみてください。

Limo

 

 

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P.S

Limoのヘアメイク・現代アーティストのアシスタントにご興味ある方、

お気軽にお問い合わせください。

 

その際、自分が何者で、

何がしたいのか?

Limoにどうして欲しいのか?

詳しく教えてください。

 

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