こんにちは。現代アーティストのLimoです。
【アートな子育て術】
第8弾はプロダンサーの平山ひかる(21歳)さんにインタビューさせていただきました。
ひかるさんは幼い頃からダンスを始めて、現在はプロのダンサーとして活躍されています。
今までアートな子育て術では、子育て世代の親御さんにインタビューしていましたが、
今回はお初の試み。
自由な環境で育てられた子供の視点からのご意見をひかるさんからいただきました。
ビジネスにおいても、アート思考が大切だと言われている昨今。
先が読めない時代、今までのレールにのった教育ではなく、そのこどもに適した学びをどんな風に見つけて、実践していくのか?
『アーティストの子育てが参考になる』
とのご意見いただき、
いろいろなアート関係者やクリエイターの方にインタビューをして、この子育て術ブログにまとめています。
今回はプロダンサー平山ひかるさんをご紹介しながら、ひかるさんが育った環境や子育て術をお伝えします。
プロダンサー平山ひかるさんについて
ひかるさんの親御さんの教育方針
父はプロ・フリークライマー、母はダンススタジオ経営者
ひかるさんは、そんな自由に人生を送られているご両親に育てられました。
五感を研ぎ澄まして、いろんなことを感じて欲しいとの願いから、
平山家の教育方針は
選択肢を広げるために幼い頃にいろいろ習い事を経験させる。
自然の中で、野生児のように育てる。
だったそうです。
『地球と生きる人間として、自然や魂の感覚を養わせよう』
との考えがあったようです。
ひかるさん:『はじめは母親の勧めがあって、始めたダンスでしたが、小学校4年生頃にはダンスを自発的にやりたくなっていました』
自由の森学園
ひかるさんは小学校は公立。中学高校は自由の森学園に6年間通われました。
自由の森学園とは、
埼玉県飯能市にある点数序列主義に迎合しない新しい教育をめざした中学高校。
テストはなく、詰め込み式の授業ではなく、作品作りや体験を通して学ぶことのできる革新的な学校です。
〈一人ひとりを大切にし、 ほんとうの知性と感性を育てる教育を〉埼玉県飯能市にある、自由の森学園中学校・高等学校の公式ホー…
自由の森学園の進学のキッカケ
3歳の頃からダンス漬けの生活だったひかるさん。
特に理由なく、小学校4年生の時からイジメ(嫌がらせ)にあいました。
『小学校の時の学校の記憶がないくらい、辛かった』
と話してくれたひかるさん。
ほとんどの生徒が地元の中学校に進学する地区だったため、
このまま同じコミュニティーで時間を過ごすことはマイナスだと母親が判断。
自由の森学園の進学を勧められたそうです。
自由の森学園での生活
詰め込み方式でなく、点数で生徒を評価しない教育方針の自由の森学園。
ひかるさんのダンス活動、芸能活動を自由の森学園は応援してくれたそうです。
テストもなく、先生との距離も近い学園生活にひかるさんは、とても有意義な6年間を過ごすことができたそうです。
確かにLimoはいわゆる普通の中学校から大学まで通いましたが、役に立っているのは、
テスト慣れしたこと。
くらい。
詰め込んだ知識は、現在ほとんど役に立ってる気がしません。
習い事
幼い頃から選択肢を広げるために、さまざまな習い事をさせてもらっていたひかるさん。
ダンスの様々なジャンル。
水泳。
ピアノ。
などなど。
また、習い事だけではなく、
ニューヨーク・フランスなどいろんなところに連れて行ってくれたそうです。
そんな体験とダンスの活動をしている中で、
語学の重要性さと世界に目が向いたひかるさん。
中学校になってからは、自分から英会話などの語学を習いました。
現在は、英語、中国語、フランス語などを独学で学んでいます。
ゲーム・デジタルツールについて
『ゲームは大好きでした』
ダンスレッスンで忙しい生活していたひかるさんでしたが、
夜遅くまでゲームをしていて、母親に没収されたこともあるほど、
DSなどのゲームをよくやっていたそうです。
しかし、ゲームの時間は無駄だったとは、あまり感じていないとのことです。
また、ひかるさんの感覚としては、
デジタルツールは小学3〜4年生くらいになったら、与えるべきだと感じているそうです。
『iPad、iPhoneは子供のうちに与えた方がいいです。今は設定で、上手く制限もかけれます』
『動画編集、作曲、デジタルで絵を描く、オンラインでのコミュニケーションなど、
デジタルツールがあると子供の工夫と表現が広がります。
これからはデジタルを上手に使いこなして、表現の幅を広げるのか?が、とても大切。
子供の頃から、早めに慣れておいた方が良いと感じます』
将来の目標
幼い頃から、世界の人を驚かせるような表現者になりたいって目標がありました。
そして、
”ダンスで世界を回る”
という一つの目標は、16歳のNARUTOの舞台で実現しました。
しかし、まだまだ表現者として、やりたいことはいっぱいあります。
16歳から21歳の現在まで、どこにも所属せずにフリーのダンサーと活動してきました。
ですが、
今は私の価値を感じてくれるエージェントに所属するのを希望しています。
徐々に問い合わせを始めたところです。
ダンス以外にもいろんなことに興味があるので、
『まずはやってみる』
ことにしています。
最近はアクセサリーを作ってみたり、健康的な料理を日々模索しています。
母親のルーツが台湾なので、台湾に居場所(家とか購入とか?)を作るのも目標の一つです。
また、自分にも子供ができたら、自分がやってもらったような環境を作ってあげたいと思っています。
まとめ
私Limoが最初にひかるさんにあったのは、ひかるさんが13歳の時。
その時、感じたのは、
『まさに才能の塊』
初めての撮影にもかかわらず、場の雰囲気にのまれることなく、自分の世界観を表現していました。
『13歳でこんなことができるのか!!!』
スタッフみんな驚愕。
ひかるさんの未知数の可能性を感じたことを今でも鮮明に覚えています。
そんなひかるさんですが、
『小学校の頃はおバカでした』
とのこと、
いわゆるお勉強は苦手だったようです。
しかし、Limoは彼女と話していて、おバカだって感じたことは一度もありません。
逆に賢さとたくましさ、そして柔軟さを感じて、いつも話していて、楽しいです。
勉強が不得意だったとしても、好奇心と学ぶ力で個性を伸ばすことができたら、
その人は魅力的で幸福度の高い人生が送れるのだと強く感じました。
今までの固定概念に囚われず、自由な教育方針と環境で育ったひかるさん。
人生を謳歌できる魅力的な女性です。
プロダンサー平山ひかるさんについて
今までの主な出演
〈止まらないレモン-MVメインダンサー〉
SNS
お問い合わせ
2020年8月15日現在、平山ひかるさんは活動を共に支えてくれるエージェントを探しています。
ご興味ある方は、ひかるさんの各種SNSよりDMよろしくお願いいたします。
この記事が子育てを模索しているどなたかのお役に立てたら、嬉しいです。
Limo