ヘアメイクで元手術室ナースのLimo(@Limopiece)です。
手術室ナースって、どうやら怖いっていうイメージがあるそうなんです。
『手術室の看護師さんって、どんなお仕事なんだろう?』
『手術室の日常って?」
『手術室の裏側にも興味がある』
そんな方に向けて、
Limoが体験した手術室の日常や当たり前、そしてハプニングなどを綴っている
【手術室ナース日記 シリーズ】
今回は、
【手術室ナース日記 6】研修医からみた手術室ナースの印象をお伝えしたいと思います。
それでは、詳しくお話ししていきます。
✔︎ 手術室ナースは『怖い』『冷たい』『話してくれない』
手術室ナースは性格が悪い。
って、Limoが勤めていた大学病院では言われていました。
明らかに研修医に対して、怖くて、冷たい態度をとっている先輩ナースもいました。
しかし、それだけの要因だけじゃなくて、
手術室では、目しか見えない
ってことも関係しているように感じます。
手術室だと、目しか見えないので、口元の表情が読み取れない分、なお一層、冷たい印象を与えているようです。
✔︎ 人によって態度が違い過ぎる
これは2つの意味があります。
①ドクターによって、看護師の態度が変化する
②看護師によって、研修医に対する態度がかなり違う。
手術室ナースだけに限ったことではない現象だと思いますが、説明していきます。
①ドクターによって、看護師の態度が変化する
このドクターによってというのは、
『麻酔科ドクター』
と
『研修医』
によって、看護師の態度が変化する場合がある。
という現象です。
『麻酔科ドクターとは仲良しなのに、研修医が話しかけても返事すらしない』
的なことが起こっているようです。
ですが、これは、
麻酔科ドクターと研修医という区分けではなく、
よくよく観察すると、
『そのドクターが仕事ができるのか?できないのか?』
で態度が変化しているようです。
ですので、
手術室の看護師が怖いと感じている研修医の方へお伝えしたいのは、
麻酔科のドクター並みに仕事ができるようなると、途端に看護師の態度は変わりますよ。
という事実です。
②看護師によって、研修医に対する態度がかなり違う。
とある研修医:『新米看護師さんが担当だと、なぜか、ほっとする』
そうなんです。
実は研修医に対する冷たい態度をしているのはベテラン看護師達。
1・2年目看護師だと、
自分もまだまだ未熟で自信もないので、研修医と上手く協力しながら、働いてます。
ですが、研修医と仲良くしていると、
先輩ナースに、
『なんで研修医の指示なんて聞くの?』
って、たまにお叱りを受けることもあります。
そして、
そんな先輩ナースの影響を受けて、
研修医に対して嫌な態度を示す新米看護師も存在していました。
6年間医学部で勉強して、研修医になっているのに、
たかが看護師1〜2年目に、小馬鹿にされながら働くって、憤りを感じます。
✔︎ 美人なら、素っ気ない態度でも許せる
とある研修医:『冷たくされても、美人なら許す』
と思ってたら、マスク取ったら、美人じゃなくて、怒りが込み上げた
って話してくれた研修医がいました。笑
これは手術室だけではなく、世間一般的にも美人は得をしますよね。
当たり前ですが、研修医もいろいろ感じて、意見を持っています。
『あの看護師、マスク取ったらただのブスだった』
など、裏で平然と言われています。
特に自分が美人でないとの認識があるのであれば、発言や態度は気をつけましょう。
(もちろん美人でも、素っ気ない態度は回り回って自分に帰ってきます)
まとめ
【手術室ナース日記 6】研修医からみた手術室ナースの印象
でした。
大学病院の手術室ではいろんな職種が協力しあって、業務が回っています。
外科医、麻酔科医、研修医、看護師、看護助手、ヘルパー、臨床工学技士、診療放射線技師、臨床検査技師、カメラマン、借り物機械の社員さんなどなど、、、
円滑なコミュニケーションを心がけて、スムーズにお仕事ができる環境を自分から工夫して作りたいもんですよね。
注意:
この話は、Limoが何十年も前に看護師だった時の記憶を繋ぎ合わせたお話です。
記憶って、曖昧だとご理解していただき、楽しんでもらえたらと思っています。
Limo