【手術室ナース日記 1】独身外科医から『住み込み秘書』のお誘い

ヘアメイクで元美容皮膚科ナースのLimo(@Limopiece)です。

 

 

もう、20年も前の話になりますが、

Limoは大学を卒業して、そのまま付属大学病院の手術室に勤めました。

 

 

その時に、

とある独身貴族の外科医から

『住み込みの秘書をやってみないか?』

とお誘いを受けました。

そんな思い出話をまとめてみました。

 

住み込み秘書募集のお誘い

Limoの務めている大学病院に、優しさ溢れて、魅力的な独身貴族外科医がいました。

当時35歳を超えていたドクターD。

 

Limoが2年目の終わり頃、

大学病院を辞めた後にどこに住もうか?考えていると、そのドクターDに話すと・・・・

 

ドクターD:『うち、使ってない部屋あるよ。』

 

『家賃いらないから、住み込みの秘書やってみない?』

 

と提案されました。

外科医の住み込み秘書かぁ〜

こんな貴重なお誘いは滅多にないなぁ。

しかも、

仕事ができて、尊敬できるドクターだし、

家賃は浮くし、人生勉強にもなりそうなので、悪くないかも。

 

そもそも独身貴族外科医とは?

Limoが定義している独身貴族外科医とは・・・・・・

背が高くて、

外見もそこそこで、

もちろん外科医として、仕事もできる。

 

明らかに世間一般的にはモテるはずなのに、

35歳をすぎても、結婚していない男性外科医。

なぜか

たまにいるんですよね。

 

『嫁にしたい女性が見つからない』

『遊んでいたい』

『結婚する気がない』

『神経質』

『人間嫌い』

『ゲイだった』

などなど

理由はいろいろあるでしょうが、実際のところは分かりません。

 

 

 

住み込み秘書の条件

住み込み秘書の条件は以下でした。

①ポケベルで呼び出されたドクターDを起こして欲しい。

②録音してある医学論文のタイプを手伝って欲しい。

③家賃無料。ドクターDはたまにしか帰ってこない。3LDKのマンションは好きに使っていいよ。

 

悪くない条件です。

はたまた、

Limoがポケベルで起きることができるのか?

論文のタイプのお手伝いができるのか?

はかなり疑問でしたが、

こんな求人滅多にない。貴重です。

 

 

 

住み込み秘書をお断りした理由

かなり気になるお誘いでしたが、お断りすることにしました。

その理由は

『独身外科医の住み込み秘書やってたら、確実に彼氏できない』

からです。

 

 

将来、ドクターDの彼女や奥さんになれる確率は上がるかもしれません。

しかし、他の男性は近づいてこなくなるのは、明白です。

 

そもそも、ドクターと結婚する憧れが、

これっっぽっちもなかったLimo。

 

秘書として看護師を自宅に住んでもらおうっていう発想。

なかなか斬新なドクターであることは間違いない。

 

でも、

この選択が人生の幅を狭める気がしちゃいました。

 

 

そして、

このお誘いはドクターDファンの他の看護師にお譲りしました。

 

まとめ

人生過ごしていると、面白いお誘いを受ける時がある。

独身貴族外科医の『住み込み秘書』

 

20年経った今振り返ると、

人生経験として、数ヶ月だけでも、やってみれば良かったなって、

少し後悔しています。

 

あの時、もし、独身貴族外科医の『住み込み秘書』をしていたら、

もしかしたら、ヘアメイクにも、現代アーティストにはなってないかもしれませんね。

 

本当に人生は選択の積み重ねです。笑

 

Limoの看護師時代の思い出話でした。

 

アイキャッチの写真

 

Photo: 中島 洋介

 

 

 

 

 

 

 

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