【アーカイブ作品が未来の自分を助けてくれる】思い出の螺旋階段をヘッドピースに〜LimoPiece401『Spiral Stair』〜

こんにちは。

ヘアメイクで現代アーティストのLimoです。

このLimoPiece401『Spiral Stair』は、

ヘッドピース作家であるLimoがアトリエにある螺旋階段からヒントを得て、生まれた作品です。

 

この作品からの教え。
そして、材料・作り方・キッカケ・名前の由来・撮影の経緯・その後をまとめました。

 

LimoPiece401『Spiral Stair』からの教え

◎アイディアを組み合わせて、新しい作品を作ってみよう。

◎ブロが集まるテストシュートであれば、場合によって無料で外国人モデルを手配できる。

◎アーカイブは大切。近い未来、自分を助けてくれます。

◎些細なアーカイブでもしっかりと残しておきましょう。

LimoPiece401『Spiral Stair』材料・作り方・制作時間

 LimoPiece401『Spiral Stair』はベースさえ、しっかりと作ることさえできれば、

あとはご自身のセンスで分解した造花を配置していくだけです。

細かいピースを組み合わせて作っていくので、時間はかかりますが、

難易度はそれほど高くないヘッドピースになります。

材料

チュール

ワイヤー

造花数種類とお好きな布

グルーガン

場合によっては、絵具類。

 

作り方

①:ベースを作ります。
作りたい大きさに切ったチュールの端にワイヤーを通します。

②:造花を分解・2センチくらいに布を切る。
お好みで、染色したり、絵具で色を足しておくと、オリジナル性が増します。

 

③:②をお好みで組み合わせて、完成です。
接着はグルーガンがオススメです。

 

造花を分解するのがポイントです。

そして、

お好みで絵具で色を足したり、絵を書いたりすると、深みが増して、オリジナル性がでます。

 

制作時間

造花や布の染色や色つけをしなければ、慣れればおおかた3時間くらいで仕上がります。

あとは、微妙なバランスを整えるのに、プラスで1時間くらいでしょうか?

 

LimoPiece401『Spiral Stair』の場合は

布や造花をバラした時、にエアーブラシで着色をしています。

また組み合わせて、完成した後にも、筆と絵具で色を足しています。

ので、6時間くらいかかっています。

また、

撮影の時には、モデルさんに合わせて、色・布・造花の花弁を足したり引いたり、変化させています。

 

 LimoPiece401『Spiral Stair』作られる事になったキッカケ 

LimoPiece401『Spiral Stair』はLimoの”2つのやってみたい”を元にして作られました。

 

1つ目は昔ながらの耳当てです。

今っぽい平面的なイヤーウォーマーではなく、まるでクマの耳のような立体的なあの耳当て。

なんとも、萌え萌えで可愛いですよね。

このフォルムのヘッドピースがあったら面白いなって、ぼんやり考えていました。

 

2つ目はアトリエの螺旋階段の絨毯の配色です。

Limoのアトリエは築40年越えの洋風の古い一戸建ての2階にあります。

アトリエに向かうために、毎回、螺旋階段を登っていました。

玄関の吹き向けにあるこの螺旋階段は、家のシンボル的な存在。

幼い頃には遊び場として、とても好きな場所でした。

そこの使われている絨毯の模様と配色を、自分の幼い良き思い出として、作品に残したい。

そんな風に感じていました。

 

この二つのLimoのやりたいを掛け合わせて生まれたのが、このLimoPiece401『Spiral Stair』です。

LimoPiece401『Spiral Stair』の作品名の由来

Limoアトリエの螺旋階段で撮影した作品。モデル:斉藤アリス

Limoが好きで、思い出深い『螺旋階段』がそのまま作品名の由来になっています。

螺旋階段って、

英語では

Spiral Stairs もしくは Spiral Staircase

って正確には言います。

ですが、

あえて『Spiral Stair』とSを抜くことにしました。

理由は

音の響きを重視

できるだけ短い作品名

固有名詞にしたかった

ためです。

英語のネイティブスピーカーからしたら、違和感があるかもしれませんね。

ですが、その違和感も作品と通じるものがあると感じているので、ありだと思っています。

 

LimoPiece401『Spiral Stair』撮影の経緯

作品撮り(テストシュート)の時に、

仲間に頼んで、最後にこの作品も撮影してもらいました。

作品撮り(テストシュート)とは:

クリエイターたちが仲間を募って、
今後の仕事のためだったり、
好きなテイストの作品を作ったりする

撮影のことです。

なので、基本的には人件費は無料で、経費をみんなで割ったりして撮影をします。
その代わり、その時に撮影した画像は商用利用しないのが、原則です。

この時の作品撮りは、未来の女性型アンドロイドの広告というコンセプトで、

フォトグラファー
モデル
アートディレクター
コスチューム
ヘアメイク
ヘッドピース作家

のチームで行いました。

この

その時できた作品がこちら。

一人のモデルちゃんを複製して数人に仕立てています。

この流れで、

最後にLimoPiece401『Spiral Stair』も撮影してもらいました。

LimoPiece401『Spiral Stair』のように、

つける人のお顔が全面的に出ているタイプのヘッドピースは、

モデルさんが選びがとっても重要になります。

世界観や質に歴然の差が出てしまうので、できれば、プロのモデルさんで撮影するのが理想的です。

プロが集まる作品撮り(テストシュート)であれば、

モデルエージェントからプロの外国人モデルさんを無料で借りることも可能です。

事務所所属のプロのモデルさんを無料でお借りする方法はnoteにまとめました。

note(ノート)

素敵なモデルちゃんとテストシュートしたいけど、どうやったら、モデル事務所(エージェント)からプロのモデルちゃんを無料で借…

 

 

ですが、

ここで注意なのが、作品撮りの場合、その画像を商用利用することが基本的にはできません。

 

作品を商品としてプロモーションをする場合は、

モデルエージェントに正式なギャラをお支払いするしかありません。

 

いろいろな条件でモデルさんの料金は変わってきますが、外国人モデルの場合、数十万以上が相場だそうです。

個人の活動でモデルさんに数十万お支払いするのは、現実的に難しいです。

そんな場合は、フリーランスのモデルさんに直接お願いする方法もあります。

LimoPiece401『Spiral Stair』のその後

LimoPiece401『Spiral Stair』は自分の発想から、作りたくて作った作品です。

誰かに頼まれたわけでもなく、何かに使われると決まっていたわけでもありません。

しかし、この作品はその後、必要とされる場面が出てきて、様々なイベントや撮影に使われることになりました。

 

ヘアメイクのお仕事で、妖精役のヘアメイクプランを考える時に、

このLimoPiece401『Spiral Stair』を提案したら、即採用になりました。

お仕事の時って、ドバッと考えたり、作ったりしないといけないので、自分が今までに作っていた作品が採用されると、

その分、時間を有効に使うことができます。

 

アーカイブ作品たちは今の自分、そして、未来の自分を助けてくれます。

作ってみたいものをカタチにしておいて、美しい状態で撮影、そして保存しておきましょう。

今は出番がないかもしれませんが、近い未来のどこかで必要となる時が来ます。

この記事がこれから新しい作品を世の中に出すための、どなたかのお役に立てたらとても嬉しいです。

Limo

 

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